月記/202505 - 図書館まで自転車立ちこげば

4月末から5月前半は取り憑かれたようにハンドレッドラインをプレイしていた。記録を見るに大体3週間で120時間ほどプレイしていたようである。そのせいで先月の月記を書くのは大幅に遅れたし、貴重なゴールデンウィークは露と消えた。

つまり5月はゲームをし、ゲームをしすぎたせいで滞っていたものの処理をしていたらほとんど終わっていた。3月あたりから頑張ろうと思っていたあれやこれは今となっては何もできていないわけで、有言不実行も甚だしい。元々は5月中に曲を作ってプロセカの公募に出すつもりだったけれど、それも上手くいかなかった。

おれにとって曲作りとは趣味のラーメン作りみたいなものであって、一儲けしたいとか一躍有名になりたいとかよりも先に、まず自分が満足する美味しいラーメンを作れるようになりたいと思っているのである。音楽の自給自足。これが求めるところであってそれ以外は二の次。

しかし今は定番のラーメンも作れないのに勘でオリジナルのラーメンを創作しようとした結果、不味いラーメンを作っては落ち込んでいるという状態にある。もしラーメン作りを趣味に持つ友人がこんなことを言っていたら、兎にも角にも定番のラーメン作れるようになってからだろ（笑）と鼻で笑いたくなるが、おれはまさに定番のラーメンさえも作れない。創作ラーメンが美味しくならないのは当たり前のことだ。

著名なコンポーザーは口を揃えて耳コピをしなさいというが、おれは耳コピが苦手（不得意だし好きじゃない）で逃げ続けたツケが回ってきている。ついに耳コピと向き合って定番のラーメンを作るときが来たのかもしれない。

などと書いていて思ったが最近のおれは音楽に対して不誠実すぎる！このままでは虎になってしまう！もっと切実に曲を作りたいと思っていたときの気持ちを思い出すべきである。初めて置いたノートの通りに音が鳴ったときのことを、スーパーソーを鳴らしたときのことを……。

最近みんはや熱が再燃した結果、ときどきスアールというクイズバーに通ってクイズをしている。競技クイズをこれからも続けていく趣味にするかはわからないが今のところは楽しくやれている。

先日はスアールマンスリーカップ（SMC）という月例大会に出場した。SMCにはレーティング制度が採用されているようで、初出場した大会はいわゆる振り分け戦のようなものであった。結果は5位/19人。振り分け戦だから参加者の実力はばらばら、問題の運に恵まれたこともあって、この結果をどう受け取るべきかは難しい。ただ去年クイズの勉強もせずスアールに行ってボコボコにされ凹んだことを思うと、今回ある程度の土俵に立てたことは嬉しい。どこまでいっても大学生のときクイズやっておけばよかったという後悔は消えそうにないけれど、やれる範囲でやってみようと思う。

最近新しいことを始めたり、始めようとしているのはいわゆる中年の危機かもしれない。