2021年楽曲10選

どうもこんにちは。あめあられです。こっそりブログタイトルを変えたのですが気づきましたか?今年もおしまいを迎えようとしているさなか、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は乾燥に苦しんでいます。自宅に加湿器がないからです。

それはさておき、今年リリースされたものの中から楽曲を10曲選出しました。(一部2020年末にリリースされたものがあります)すべての曲それぞれに言及すると味のしないナンみたいな記事になりそうなので特に好きな3曲のみコメントをすることにします。これは私の言語化能力のなさに起因しています。申し訳ございません。それでは以下コメントです。

 
SEE THE LIGHT / lyrical school

リリスク新体制初のアルバム「WORLD'S END」から続く3部作が今年発売の「Wonderland」で完結。その集大成、というかネタバラシのような曲です。もちろんこれ単体でもいい曲ではありますがやっぱりアルバム通して聴いて欲しいし、なんなら「WORLD'S END」と「BE KIND REWIND」も合わせて聴いて欲しい!サブスク全盛時代に質の高いコンセプチュアルなアルバムをリリースしてくれるリリカルスクールには頭が上がりません。やっぱ愛なんだよな~。

 

ペパーミントラブ (feat.名取さな) / ピーナッツくん

刀ピークリスマス2021本当にありがとう……という話は一旦置いておいて、選出されたのは名取さなさんがフィーチャリングされたこの曲です。ピーナッツくんの音楽活動について詳細を何も知らないまま、ぽんぽこちゃんねるを観始めてそのままぽこピーの二人にハマっていった、そんな一年でした。ぽんぽこちゃんねるを観始める前、今年の前半にはピーナッツくんの見た目に忌避感すらあったことを思うと自分の変化に驚きます。さて、この曲に関して言えば、ピーナッツくんのVTuber界随一のラップスキルはもちろんのこと、なんといっても名取さなさんの声が甘美すぎます。名取さなさんの声がこの世で一番良い音色であることはもはや疑いようもないでしょう。

 

単に音の気持ちよさの一点からラップが好きで、リアルがどうとか、カウンターカルチャーがどうとか、そういった方面の話にはあまり乗れない自分がいるのですが、アイドルやVTuberのラップだとそれを気にしなくてもいいのが魅力の一つでもあるのかなと最近思うようになりました。結局アイドルもVTuberもどこまでいってもフェイクで、ファンタジーなんですよね。フェイクであること自体がリアルである、というか。そんなアイドルやVTuberがリアルを一つの価値基準に置くラップ(HIP HOP)を演るというちぐはぐ感がいい味を出しているのではないでしょうか。

「いやフェイクとかリアルとかじゃなくてお前は可愛い女の声でラップ聴きたいだけだろ」という声が聞こえてきますが、そんなこと言われたら無言で首肯するしかありません。閑話休題

 

3時12分 / TAKU INOUE & 星街すいせい

今年はageHaに足繁く通ったこともありこの曲を選ばさせていただきました。今からでもageHa存続できないですかね、できないですよね~。数多ある時刻の中から語感や音数も考慮して3時12分が選ばれたのでしょうけど、なんとも絶妙な時間を選んだなと思います。クラブで、酔いも回ってきて多少眠気もあるけれど、始発のことを考え始めるほどではなくて、ちょうど楽しい時間がもっと続けばいいのになとぼんやり思っている時間が深夜3時台ですよね。同じ曲が好きってそれだけで肩を組むことを躊躇わなくなる世界が早く戻ってきてほしい。ちなみにおれはクラブで知らない人と肩を組んだ記憶はあまりありませんが、知らない人と向かい合ってORANGE RANGEの以心電信を熱唱したことがあります。

 

以上になります。今読み返したんですけどこれ楽曲レビューの皮を被った自分語りですね。今年は前半アイドル後半VTuber(というよりはいわゆるインターネットミュージック)を中心に聴いていました。来年はもっとバランスをとってあれこれ聴きたいなと思うけれど性質上あまり多くのことに同時に手を出せないのでほどほどにやっていきます。それではみなさんよいお年を。1月9日の俺たちなりのageHaで会えたら乾杯しましょう。

2021年上半期 読んだ本

どうもこんばんは。あめあられです。

今年の上半期に読んだ本は32冊 *1 でした。

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5月、6月は諸事情で少なくなっています(けして読書に飽きたわけではありません)。

面白い作品は多数あれど、他人に薦めたい!と思うものになると4冊に絞られてしまいました。読んだ本自体はここで記録しているので興味がある方は覗いてみてください。

booklog.jp

 

 

1.伴名練

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少女禁区 (角川ホラー文庫) | 伴名 練, シライシ ユウコ

角川主催の日本ホラー小説大賞受賞作。何やら呪術廻戦っぽいという噂を聞いて読みました。(件の呪術廻戦はアニメも観ていなければ原作も読んでいませんが……)

短編2篇が収録されています。角川ホラー文庫とは言っても「Chocolate blood, biscuit hearts.」はがっつりSFですし、表題作「少女禁区」もそれほどホラー小説的ではないです。「Chocolate~」の方はあまりピンと来ませんでしたが、表題作が傑作。この世にはいろいろな形の愛があります。伴名練の書く愛はとびきり素晴らしいです。*2 絶版なので図書館で借りるのがオススメ。呪術廻戦は近いうちに履修します。

 

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なめらかな世界と、その敵 | 伴名 練, 赤坂 アカ

伴名練の書く愛はとびきり素晴らしい、その2です。伴名練という作家は元々同人界隈で名の知れた方らしく、商業で出版している単行本は「少女禁区」と「なめらかな世界と、その敵」の2冊のみです。

本作品収録の「美亜羽へ贈る拳銃」がそれはもう素晴らしいです。「美亜羽へ贈る拳銃」は伊藤計劃トリビュートとして発表された作品なんですが、伊藤計劃を読んだことはありません。こんなんばっかりですみません。壮大な計画が一個人の一見しょうもないとも思えるような感情から始まっていた、というようなお話がおれは大好物なんだなということに気が付きました。伴名練はSFやホラーで蓋をしたバカでかい愛の話が好きなんだろうと勝手に思ってます。

 

あんまりこういう表現でひとくくりにするのも思考停止で良くないとは思うのですが、2冊ともかなりオタク向けな作品だと思うので是非ご一読を。おれも伊藤計劃と呪術廻戦を履修するのでお願いします。

 

2.ムツゴロウの放浪記(畑正憲

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ムツゴロウの放浪記 (文春文庫 (108‐22)) | 畑 正憲

あの動物で有名なムツゴロウ先生の自伝です。子供のころは動物番組を観るのが好きで、よくテレビで観ていたムツゴロウ先生の過去がなかなかハジケているらしいという噂を聞いて読みました。失業手当を貰いながらパチンコで生計を立てたり、ドヤ街を拠点にして麻雀で生計を立てたりしています。

 

3.結婚の奴(能町みね子

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結婚の奴 | 能町 みね子

いわゆる一般的な結婚は嫌だけれど1人なのはそれはそれで嫌だ、という著者が実際に一般的ではない結婚を実行してみる、というエッセイ。結婚することはないだろうなとぼんやり考えている身からすると、結婚に対する温度感が心地よいです。自分がそういう結婚をしたいかというのは別の話 *3 として、人恋しさを感じるときに思い出すのはこの本なんですよね。ただただ生活を綴るエッセイかと思いきや、作中の時系列で現実に発生したとある事件についても触れられているなど先の気になる構成になっていて一気に読んでしまいました。

 

以上になります。下半期は上半期ほど読めるかはわからないけれど週1冊くらいを目処に読んでいきたいですね。

*1:6/29 追記 もう1冊読んだので33冊になりました

*2:選評では荒俣宏にちょっと甘すぎると評されていましたが

*3:他人との共同生活に向いていない可能性があるため

近況 2月22日(月)~3月1日(月)

箇条書き、且つ短めに。

 

仕事

一応始まりました。でもものすごく忙しいことはないので平静を保てています。これからものすごく忙しくなったときにどうなるかはわからないので経過観察していきたいところです。

 

最近観た映画・読んだ本

エヴァ新劇・序を観ました。TVシリーズの総集編的立ち位置だと思うので感想は特になし。

『花束みたいな恋をした』を観ました。サブカル的(という言葉を2021年に共通言語として扱うのは難しいと思いますが)要素がいっぱい出てきて、それはもう引くくらい出てきて、そういったキャラクターを菅田将暉有村架純という超大物俳優が演じているのがすごいなと思いました。お話も前半のご都合主義的展開から一転、リアリティ且つ説得力がある(と思われる)ビターな展開が沁みます。「思われる」という表記なのは、おれが恋愛というものをまともに経験していないので、想像で「現実味があるだろう」という判断をしているからです。

歌集(アンソロジーのもの)を読んでいたら、その中で取り扱われていた歌人の1人が、結婚もして子供もできて歌集も出版することができたけれど自分の中の欠落感、飢餓感が払拭されることはなかったとコメントしていて、ああ、それだったらおれの中に在る得体の知れない焦燥感とは一生付き合っていくことになるのかもなあと感じました。確か前にも言及しましたが、もしかしたらそういったことは加齢とともに綺麗さっぱり消えてしまうのかも知れないんですけどね、それが良いことか悪いことかはまた別のお話として。

日記 2月21日(日) 夏休み最終日

10時半ごろに起きました。昨日より悪化している。明日からは早起きしなければいけないというのに……。

今日はドラゴンクエストライバルズエースというゲームの大会「勇者杯」を観る予定だったのですが、最近はすっかり観る専(いやな言い方をするとエアプです)になっていたせいかそれほど楽しめず、早々に切り上げて本を読むことにしました。

100ページほど読んだあたりで、読んでいる本が全4部作の第4部、つまり完結編であることに気がつきました。1~3部は読んでいないのでどうしようか悩みましたが、小説ではなく自伝であるのと、いちばん面白そうなところは4部なのでこのまま読んでしまうことにしました。100ページ読んで前作があることに気づかないのならば、過去作を読んでいないせいで話がわからなくなることもきっとないでしょう。

本を読んでいたらなんだか眠くなってきたので、DAWを立ち上げて前に作りかけた曲のプロジェクトを開いてごちゃごちゃといじっていました。特におれみたいな初心者は最初の勢いで一気に作らないと、日が経つにつれなんだか違う……という気持ちでいっぱいになって一向に完成しない、という事象が発生してしまいます。たぶんこの曲も完成しないだろうなという予感はあるけれど、できる限りがんばりたいところです。

その後は、前々から決めていたので、気絶に行きました。そして、明日から働かなければならない、という嘆き混じりの報告をしました。この日記を読んでいる人の中には、おれのことを無職だと思っている人もいるかもしれません。しかし、おれは実のところ無職でなく、会社に属しているけれど働かなくてもよく、給料も貰えるという特殊な状況にいたのです。その特殊な状況は今日で終わりを迎えました。少し前に、「おそろしく悲しいお知らせを受けた」と日記に書いたのですが、これのことです。明日からは以前のように働かなければなりません。これは大変につらいことです。

先日、気絶で自分の置かれている状況について話したときに、ある方に「私だったら『私は働いてないけどお金は貰ってるぞ!』って毎日ツイッターに書いて自慢しちゃうけどな~」と言われました。ごもっともな意見です。おれもそうしたらよかった。もったいないことをしました。次回こういう機会があれば(恐らくありませんが)、忘れずに自慢していきたいと思います。明日はちゃんと起きれるといいな、というか起きなければなりません。おやすみなさい。

日記 2月20日(土) お笑い

今日も10時ごろ起きたはずです。なかなかいい感じ。

お昼は、昨日から約束していたので、友人と西日暮里の二郎インスパイア「えどもんど」に行きました。来店するたびに美味しくなっている気がします。ダイエット中だけど二郎系は食べたい、この気持ちとどう向き合っていけばいいのでしょうか。

その後、別の友人の家でお笑いライブの配信アーカイブを観ることになっていたので、その友人の最寄り駅に向かいました。駅前に、看板が限りなくブックオフに似ているのにブックオフではない店があってびびりました。

友人宅に着いて、先程のブックオフ(に似ている店)で友人が購入した劇団ひとりのDVD「都会のシェイクスピア」を半分くらいまで観たのち、空気階段の単独ライブ「anna」を観ました。1本1本もネタとして完結しているのに最後のネタでそれまでのネタを繋げる構成は本当に見事だと思います。バナナマンコントライブ映像を観たときと同じくらいの感動がありました。

次に、キュウとランジャタイのツーマンライブを観ました。途中、キュウとランジャタイのシャッフル漫才が行われたのですが、それがあまりにも面白くて今年に入っていちばん笑ったかもしれません。後にも先にも観れないのではないかと思わせるような衝撃的なネタでした。

2つのライブの配信アーカイブを観終わったころには、既にENGEIグランドスラムが始まっていたので観ることになりました。全体的に面白かったけれど、回を重ねるごとに企画コーナーが増えているのはあまり好みではないかもしれません。特に面白かったのはビスケットブラザーズでした。

今日は1日中お笑いを観ていたような日でしたが、おれ自信は熱心なお笑いファンでもなく、必死にアンテナを張っているわけでもないので、こういった面白いライブが観れるのは周りに恵まれているなと感じます。お笑いに対するモチベーションが少し上がったので、学生のころのようにもうちょっと深夜ラジオを追ってみてもいいかな?と思い始めました。音楽を聴いたり、本を読んだり、ゲームをやったりする時間との兼ね合いなので難しいところではあるのですが、実際、わけあって週明けからは使える時間も減ってしまうし……。それでもできる限り、楽しいことを摂取していけたらと思います。おやすみなさい。