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アイドルと握手した話

週一回の大学を終え、やっとGWの到来だとルンルンしながら都内某所へ足を運んだところ、駅前で何やらアイドルソングらしき音が聞こえてきたので暇つぶしに見てやるか程度の気持ちで会場へ。聞くところによるとGW限定のイベントをやっていて、その中でも今日はアイドルが来る日だったらしい。

これは後から調べたことなのだが、地下アイドルほどマイナーではないが、そこらのアイドルより知名度は圧倒的に下、という程度のアイドルであった(メジャーデビューはしているらしい)。
正直言って一人も可愛い子がいないなと感じてしまったが、まあそこはマイナーアイドルである。
楽しいコールがあったり、電波な曲をやってくれないかと期待していたものの特に楽しいこともなく(曲はそれほど嫌いではなかったが)、歌唱パート終了。

その後何気なく彼女たちのMCを聞いていると、無料の握手会のようなものがあるという話であった。アイドルの握手会自体は少し興味があったし、アイドルに認知を貰ってるオタクにも興味があったのでなんとなく参加してみることに。
握手会といっても、長蛇の列を作るような48Gのような大掛かりなものではなく、握手会をやっている空間がなんとなくでき、アイドルたちもぶらぶら移動しながらなんとなく握手をしていくという緩いものであった。




まず、握手会というものに参加したことがなかったので、周りのオタクたちを観察してみると、やはり先陣を切るのは初見オタクではなく根っからのファン、といった人たちが多く積もる話に花を咲かせていたので、これは真似できないなと思い周りのオタクを参考にするのは諦める。
とりあえず脳内でシミュレーションをする。が、童貞だしまともに会話ができる気がしないためテンプレ構築で臨むことを心に決める。

あめあられ「初めて見たんですけど良かったです!」
アイドル「ありがとうございます〜!ワンマンライブあるのでよかったらそちらもどうぞ笑」
あめあられ「行きます!」

こんな感じであろう。もう完璧である(ワンマン行く気はさらさらないけど)。今の俺には不可能はないと考え一番近くにいたアイドル(仮称:Aちゃん)に話しかけに行く。

一人目:Aちゃん
あめあられ「初めて見たんですけど良かったです(握手をキメる)」
Aちゃん「ありがとうございます!よかったらワンマンも来てください〜」
あめあられ「あー行きます!」
Aちゃん「ありがとうございます〜」
あめあられ(あ、アレ、どうやって会話終わらせればいいん・・・?)
あめあられ「ありがとうございます!」←???

不覚にもこのあめあられ、会話の切り方を何も考えてこなかったのである。ありがとうございますと言われたからとっさにありがとうございますと返したものの何に対して感謝の気持ちを述べたのかまるでわからないのである。
周りのオタクの会話に耳を澄ませると最後は頑張ってくださいで〆ると綺麗にそれっぽくなることに気づき、これ以降失敗はなくなったから安心してほしい。
ただ女の子と握手したのは5億年振りくらいだったのでなんかとてもよかった。童貞で1留の大学生にはなんだか刺激が強かった。

とりあえず全員と握手できるという話なので一番人気のリーダー(Bちゃん)のところへ行ってみる。が、やはり人気なのか周りに人も多い。

二人目:Bちゃん
握手会における最低限の会話スキルはAちゃんという犠牲を払って手に入れたので、会話自体は滞りなく進む。
しかしこのBちゃん、リーダーで一番人気なだけあって握手スキルがハンパないのだ。
ここまでギュッとされるとファンになっちゃうんだけどなあ(笑)とかいう世界で一番気持ち悪いことを考えてしまうあめあられ、大学一年生の4月であった。

Aちゃんとの握手スキルの差を思い知ったところで他のメンバーとの比較がしたくなったため、もう一人のCちゃんのところへ。

三人目:Cちゃん
さてさて話しかけようとしたら前にいる高校生のオタクに道を阻まれてしまい、まあそこまで急いでないしいいかと譲り、高校生オタクとCちゃんの会話を聞く。
なんとこの高校生オタクはアイドルから認知を貰ってるらしく親しげにタメ口で喋っているのだ。
Cちゃんが「てかさ〜ウチラタメだよね〜」とか「この前校外学習でディズニー行ったよ!」とか喋っているのが聞こえてきた(高校生オタクは声が小さくて何言ってるか何もわからなかった。)のだが、ついに認知を貰っているオタクというものを間近で見ることができ、いささか感動を覚えてしまった。おお、これが認知か。マイナーアイドルか、と。

ちなみに握手に関してはなんか握られてるというよりは手を乗せられているという印象が強かったためあまり評価は高くない。もっと精進してほしい。

ということで、次のメンバーへサクサクと握手しに行こうとDちゃんの元へ。

四人目:Dちゃん
正直Bちゃんの人気が飛びぬけていること、他のメンバーの握手がさほど大したことがなかったことから、Dちゃんにもほとんど期待していなかったのだが、DちゃんはAちゃんやCちゃんとは違った。
Dちゃんの握手はしっかりと握られてる感がめちゃくちゃ強いのである。全くの不意打ちであったが、ここまでギュッとされるとファンになっちゃうんだけどなあ(笑)とかいう世界で一番気持ち悪いことをもう一度考えてしまうあめあられ、大学一年生の4月であった。
あと、顔はこの子が一番好みかもしれない(強いて言うならではあるが)。

最後の一人に向かうぞと思ったが無情にもタイムアップ、握手チャレンジはここで終了する形となった。
今回は認知貰ってるオタクを間近で見ることができたり、握手会という貴重な体験をすることができて非常に有意義であった。ファンの方たちに検索から見つけられないようにアイドルの名前や会場名はこのブログ内では伏せさせていただきたい。



握手会終了後、アイドルの公式Twitterアカウントを見たあめあられ
「・・・BちゃんとDちゃん、可愛くない?」