青春アミーゴ

子供の頃、80~90年代に流行した邦楽をタレントがテレビのカラオケ番組で歌って、それを両親が懐かしい懐かしいと口ずさんでいる様子を見て、絶対にこういう大人にはならないぞと思っていました。

まったく知らない曲をさも当然、当たり前の前提であるかのように作られているテレビ番組にも子供ながらに嫌悪感があったし、タレントに対しても最近の曲選べよなんて思っていたし、知っている曲(例えばORANGE RANGEとか、KAT-TUNとか)が来るまで楽しめないという印象が強く残っています。

でも、いざ世間的には大人として扱われる年齢になって、ミュージック・ステーションで亀梨和也山下智久で結成されたユニット「亀と山P」が2005年の大ヒット曲、青春アミーゴを歌ったと聞いて、そういったことに感動してしまう自分がいて、気がついたらなりたくなかった大人になってしまったのかなあと思いました。

 

要は大人になりたくないのかもしれない、懐古を始めるともう子供ではなく大人になってしまう。

いつまでも子供が好きなモノが好きでいたいし、背伸びして大人が好きなモノも好きになったりしてみたいし、でも、子供が好きなモノも大人が好きなモノも何もかもが楽しめなくなる日がいつか来るのではないかと思うと怖い。

大人が好きなモノも好きになれる子供になりたいのかもしれない。

自分が子供の頃はしょうもないコンテンツにドハマリしていたくせに、思い出補正で良しとして、今の子供がしょうもないコンテンツにドハマリしているのを馬鹿にする人間になりたくないんですよね、でも正直ちょっとそういう面が自分にはあると思う。

テレビアニメ「Angel Beats!」、今になってストーリーや演出等を思い返すとそんなに面白いものではないような気がしているけれど、中学生当時、あのアニメを面白いと感じていた気持ちは間違いではないし、嘘でもないし、忘れたくもない、そういうことなのかなと思います。

最後の方はポエミーになってしまって、少し恥ずかしくなってきたので、特にこれといったオチはないけれど、ここらで終わることにします。

笑いのカイブツ読んだ

伝説のハガキ職人・ツチヤタカユキ著の私小説『笑いのカイブツ』を読了しました。

前半の部分を読んだ段階では、他の全てを投げ打ってでも自分の好きなこと、やると決めたことに没頭する人間のお話だと思ったし、そういうタイプの人間(例えば、数学者の加藤和也とか)には強く惹かれるし、憧れるし、尊敬してしまう、とかそういう感想を持ちました。

でも、恐らくそれは半分正しくなくて、この私小説はオードリー若林へのラブレターではないかと感じさせられました。

もちろん、書いてる本人がそういうことを考えて書いているかはわからないけれど、痛いほどにオードリー若林への感謝が、感動が、圧倒的熱量を持って伝わってくる、そういう私小説です。

 

夜は短し歩けよ乙女見た

森見登美彦著の小説読書経験なし、森見登美彦原作アニメ視聴経験、四畳半神話大系のみ、という前提で劇場版『夜は短し歩けよ乙女』を見ました。

世界観は四畳半神話大系と共有していると聞いていたのですが、四畳半神話大系で使われた表現方法(ジョニーとか)をすんなりと理解できたので良かったと思います。

原作未読かつ初見で、視聴中に全てを理解するのは恐らく難しく、僕は途中で混乱してしまって、少し頭の中を整理したりキャラクターのセリフを思い出したりしていたせいで少しだけ話に集中できなくなった部分がありました(どうせ理解はできないと諦めてからは見ることに集中しましたが)。

本作には序盤、お酒がたくさん登場するわけですが、この作品はお酒を飲みながら見たい気持ちが強いです。

お酒を飲みフワフワとした気分で細かい考察は行わずにラストまで、もちろん考察が楽しいタイプの作品でもあるとは思いますが。

森見作品は四畳半神話大系夜は短し歩けよ乙女と見ましたが、2作品とも「京都」という異様な世界に引き込まれてしまいます。

これらを見て(読んで)京都に憧れ、京都に住む人間がいるのも頷けます。

それくらい、これらの作品の舞台・京都という場所には強く惹かれるものがあり、僕が四畳半神話大系を見て以降、何度も脳内で四畳半の世界を反芻してしまうのもそういうことなのかもしれません。

星野源の演技は最初はそのままの星野源感が強くてちょっと微妙かなとも思いましたが、見ているうちに思ったよりも違和感なく入り込むことができました。

この作品の主人公としてはあまり声優声優していない声の方があってるのかなと、ジブリがアニメ感を出しすぎないように声優ではなく女優・俳優を起用するようなイメージです。

一回目の視聴だとわからないところが多々あるので(元々わからせようとしてるかは怪しいが)、原作を読んだ後にブルーレイを借りてきてもう一度見たいです。

そのときはお酒を飲みながら見てもいいのかもしれないと思います。

帝一の國見た

帝一の國を見ました。

2時間極上のエンタメを見せつけられたという感じです。

邦画を見終わった後に完璧だ…という感想を持ったのは初めてかもしれません。

めちゃくちゃ良かった

みんな見てほしい

菅田将暉くんはかっこいい

興味

もっと積極的に他人に興味を持っていきたい。

たぶん大事なことだと思います。

今も他人に興味を持っていますが、もっと興味を持てるようになりたいということです。